2022-01-15

【株価はどう動く?菅下清廣氏に聞く】米国株に黄信号、コロナ対策に成功した日本に世界のマネーが集中?



日本はバブル期の高値を奪回できるか?

 
 22年の相場を一言で言えば、「波乱相場」です。場合によっては大波乱相場になる可能性もあります。

 つまり株価は上もあるし、下もあるということです。ニューヨークダウも、今よりさらに高値を付けるかもしれませんし、先ほど指摘したように天井圏に入って、下に放れて大陰線が入って世界の投資家を青ざめさせるほどの暴落をする可能性もあるということです。

 日米の株価が22年に入ってどんどん上昇して高値を付けたからといって、全く油断はできません。世界の株価を牽引してきた米国にはコロナ感染拡大、金融政策の転換、国際情勢不安という売り材料があるからです。

 その中で日本は「失われた20年」の中で株価が上がっておらず、バブル期の最高値も更新できていません。欧米の株価が上下を繰り返す中で、日本株に国内外のマネーが動き出し、22年末にかけて、バブル期の最高値を奪回、あるいは限りなく近づく可能性があります。日本株強気、欧米株警戒というのが私の大局観です。

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