2022-02-22

【三井物産・安永竜夫会長】の新・商社論 不確実性の時代をアニマルスピリッツで!

三井物産 安永竜夫会長



アニマル スピリッツで!

 コロナ危機前に強力に推し進めた減損でより筋肉質になり、それがコロナ禍の今、成果を発揮しているということである。
 経営のラインの指揮系統は堀健一社長が担い、会長の安永氏は40代以下の若手社員とオンラインで対話するなどして、人材育成に努める日々。
「オンライン出張ですね。一時期はひどくて、早朝にアメリカで、向こうは夕方の時間です。昼前にアジアが入って、夕方にヨーロッパが入る。毎日世界一周させられる(笑)」

 伸びている社員とは?という質問には、「仕事に対してオーナーシップと呼んでいますが、責任感を持っている人。仕事を達成するために、自分が周りを巻き込んで何ができるのかを徹底して考え、かつ行動している人は伸びますね」

 商社は「人」が財産であり資産。「現実解を追いかけながら、目標に向かって、どうやって一歩踏み込んでいくか。そういう時こそアニマル スピリッツが大事だと思います」と安永氏。

 開拓者魂が必要なのは、いつの時代も変わらない。

〈編集部のおすすめ記事〉>>国境なき時代の企業の舵取り─不確実性の時代をどう生き抜くか?【ファーストリテイリング・柳井正】の国も企業も危機感が無ければ変革できない

本誌主幹 村田博文

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