―― この二つが5カ年計画の中にもしっかり入っているわけですね。
吉田 はい。一つ目の「ヘルス&ウエルネスの進化」につきましては、非常に多様化する未病領域を含む新たな健康ニーズへどう対応していくかということ。もう一つが、お客さまを起点にしてこの健康ニーズを理解すること。われわれの事業の壁を取っ払って横断し、グループでどう提案していくかということだと思っています。
もう一つの「イオン生活圏の創造」では、われわれグループで、様々な業態の店舗網を展開しております。ここにデジタルを組み合わせまして、それぞれの地域に根差した固有の生活圏を構築していくことが大事であろうと。それによって、地域社会に貢献していきたいと思っています。今回のこの5カ年の中期経営計画を推し進めることで、持続的成長を実現するための事業基盤を確立させていきたいと思っています。
われわれが10年後の2030年にありたい姿としては、イオンの地域での成長が地域の豊かさに結びついていく。こうした循環型で、かつ持続可能な経営を実現させていければと思っています。
続きは本誌で