自らが持つ潜在力を社内外に発信
当社は主要3事業に加えて、新たな事業として「DX」を位置づけました。我々はインフラを担う事業者ではありますが、お客様にもっと、通信インフラにとどまらない価値を提供できるのはないかと考えています。
例えば2022年1月、当社はゲーム情報メディアなどを持つGameWith社と合弁会社の設立を合意しました。
コロナ禍以降、人が移動できない代わりに通信により「情報」が移動するようになりました。しかも仮想空間「メタバース」が普及の可能性を見せています。今後、我々の世界では、場所を問わずどこにいても、あたかも動いているかのような体験が実現できる可能性があります。その世界で、我々通信の役割はますます重要になると考えています。
2019年より、グループ内全社員を対象にビジネスアイデアコンテストを開催してきましたが、ゲーム関連事業を手掛けるアイデアは、この中から生まれてきました。
私はこの会社には多くの可能性、潜在力があると考えています。それを市場のみならず、社員に気づいてもらうような発信をしていくことも、私の大事な仕事だと思っています。
株本 幸二 かぶもと・こうじ
1959年5月宮崎県生まれ。83年九州大学経済学部卒業後、丸紅入社。2014年執行役員、15年同情報・物流本部長、16年同情報・物流・ヘルスケア本部長、19年同情報・不動産本部長、アルテリア・ネットワークス代表取締役社長CEOに就任。