2022-06-23

鍼灸師からIT企業トップへ転身、DIT・市川聡の「変化対応力」

市川聡 デジタル・インフォメーション・テクノロジー社長



今期業績を上方修正



 足元では、医療系の業務システム開発や半導体を含めた自動車などの組み込みシステムが大きく伸びていることから、22年6月期の連結業績も上方修正。売上高160億円(前年同期比10・8%増)、営業利益20億円(同16・1%)と、12期連続で増収増益の見通し。上場から8期連続で最高益更新となる。

 今後は基盤事業の拡大を図りつつ、セキュリティ対策などの自社製品開発の強化で、30年6月期に売上高300億円、営業利益40億円が目標だ。

「やはり、自社の独自商品を開発することが利益率を高められると思うので、今後も自社商品の開発を進めていきたい。企業に大事なことは変化対応力。どんな組織や企業であっても、今勝っているからといって、ずっと勝てるわけではない。今後も変化対応力を磨いて、会社を成長させたい」と語る市川氏。

 今年で会社設立から40年。ITを巡る経営環境は日々変わるだけに、今後も同社の変化対応力が試されそうだ。

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