2021年は、20年がどういう年だったかを前提に考えていくことが必要です。生命保険会社、特に5万名の営業職員を販売チャネルの中核に置く我々のビジネスは、人と人が会ってこそ成り立ちます。20年はコロナ禍で、我々のビジネスモデルに心理的、物理的制約がかかりました。これは創業以来経験のない試練です。
これを機に新たな営業モデルを構築し、乗り越えなくてはなりません。デジタル化が進む中、対面・非対面のどちらでも、お客様のご意向に合わせて柔軟に対応できる営業活動が必要ですから、デジタルツール等の整備を進めてまいります。
社会が複雑化、不透明化している中、適時適切な判断を下すのが容易ではなくなっていますが、先を読む意識を持って、判断を下せる人間であり、経営者でありたいと思っています。
その時に頑固でいては、新たな情報や外部からの声が入ってきませんから、常に柔軟でオープンな姿勢を持つことが大事だと強く思っているところです。
(東京・千代田区の日本生命丸の内ビルにて)