世の中を変革していくために自らも動いていく
日本総合研究所は1969年に住友銀行から分離独立し、日本情報サービスとして発足したのが始まりです。その後、89年に社名変更し、ITサービスを専門とする会社から、総合シンクタンクに変わりました。この頃から〝シンクタンクからドゥ・タンクへ〟を標榜し、単に情報を発信するだけの組織、言って終わりの組織ではなく、世の中を変革していくために自らも動いていくということを掲げてきました。
その中で、現在はコンソーシアムをつくったり、インキュベーションの場を提供したり、いろいろな会社と手を取りながら、新たな社会的価値の創出に向け、様々な活動を展開しています。
例えば直近では、生活者と複数の企業による協創型コンソーシアム『チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)』を設立しました。
脱炭素社会の実現には、行政や企業の取り組みだけでは限界があり、生活者を巻き込んだ大きなムーブメントをつくることが不可欠です。そこで、生活者の脱炭素に関する行動変容を促す新しい仕組みを構築し、企業と生活者が自律・継続的に脱炭素を目指す世界をつくりたいと考えています。
これは数あるコンソーシアムの中の一つであり、その他、モビリティやEV(電気自動車)電池リサイクル、農業など、多様な分野において、生活者、民間企業、行政など、様々なステークホルダーと対話をしながら、新たな社会的価値を創出しているところです。