2024-09-20

積水ハウスが進める「オープンイノベーション」戦略、変革の時代の新たな柱づくりとは?

2024年9月に開業した積水ハウスのオープンイノベーション拠点「イノコム・スクエア」

人口減少の日本で、成長をするために何が必要か─。この命題に向けて、積水ハウスが動き始めた。スタートアップや研究者など外部の知恵を生かして「オープンイノベーション」を進めようとしている。そのための新会社、新施設も用意。新会社の代表取締役を務める辰井伸洋氏は「社内の技術、人材、顧客基盤だけを活用するのではなく、広く外の技術を取り入れ、人材と協力していく」と力を込める。同社の戦略とは─。


広く外の技術、人材と連携を進める

「オープンイノベーションを推進していくためのエンジンであり、ハブ」と話すのは、積水ハウス イノベーション&コミュニケーション(イノコム社)代表取締役の辰井伸洋氏。

 住宅大手の積水ハウスが、外部の知恵も活用しながら、新たな事業づくりを本格化している。2024年2月にはイノコム社を設立。グループの技術や顧客基盤、データ、人を活用したオープンイノベーションの推進と、それに向けたグループ全体の人材育成を担う会社。

「社内の技術、人材、顧客基盤だけを活用するのではなく、広く外の技術を取り入れ、人材と協力しながらオープンイノベーションを進めていく」と辰井氏は強調する。

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