2023-09-08

《第2創業を迎えた今後の生きる道》スコープ社長・横山繁の「企画の力で世の中の課題解決を」

横山繁・スコープ社長

自ら変革できる企業にならなければならない



 ─ 1989年の創業から30年余が経ったわけですが、まずはコロナ禍の3年間をどのように受け止めていますか。

 横山 この3年間、いろいろなことがありましたけど、正直、ものすごく、自分たちの背中を押してもらった3年間でした。

 というのも、われわれは2018年に本社を現在の東京・飯田橋駅前のビルに引っ越したんですが、コロナ前からペーパーレス化を進めてきましたし、コロナ禍でリモートワークのような働き方改革も進んできましたので、コロナを機に、新しい企業体に生まれ変わるためのスタートラインにつくことができたと思います。

 ─ 生まれ変わるというのは、ビジネスモデルを変えようということですか。

 横山 ええ。この数年で大きく当社の業容が変わり、これからは広告やプロモーションの枠にとらわれず、総合企画会社を目指していこうと。そして、企画の力で世の中の課題を解決していこうということです。

 当社は1989年にセールスプロモーションに特化したオンリーワンの広告会社を目指そうということで創業しました。長年、小売業をメインとした様々なお客様のプロモーション活動に注力してきたのです。

 そこから30期目となる2018年、われわれは本社ビル移転を〝第2創業〟と位置付けました。その思いは、このままセールスプロモーションだけに留まるような会社で良いのか? 自分たちの業容を自ら変革していかないと、この先は通用しないのではないか? と、かなり悩みまして、やはり、このままでは通用しない。自ら変革できる企業にならなければならないということで、新たな取り組みを始めました。

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