2023-12-13

第一三共が国産初のコロナワクチンを開発

奥澤宏幸・第一三共社長兼COO

デスク「第一三共(奥澤宏幸社長兼COO)の国産初の新型コロナウイルスワクチンが承認。12月から実用化されたね」

亀田総合病院理事長・亀田隆明「重症患者を受けいれる最後の砦の機能を果たし、軽症・中等症患者は他の病院へと、手分けしました」

記者「現在政府が実施中の接種での使用を予定しています。第一三共が開発した『ダイチロナ筋注』は米ファイザーや米モデルナと同様のメッセンジャーRNA(mRNA)のワクチンですが、米2社との違いは冷凍保存でなく冷蔵保存が可能な点です。医療従事者にとっても取り扱いやすく、競争優位に立てる製品だと自信を見せています」

デスク「ここにきて国産ワクチンを承認する動きが目立つね」

記者「明治ホールディングス傘下のMeiji Seika ファルマも新型コロナワクチンの製造販売承認を得ました。ただ、同社の場合は第一三共と違って従来型のウイルス対応のため、現在の接種では使われません」

デスク「〝ワクチン敗戦〟と揶揄されていたけど」

記者「はい。今後は原薬の海外依存や薬価など開発した薬を育てる点が重要になってきます」

Pick up注目の記事

Related関連記事

Ranking人気記事