2024-05-20

東京ニュービジネス協議会の新旧会長が特別対談 クリーク・アンド・リバー社会長 井川幸広 × ミス・パリ・グループ代表 下村朱美

井川幸広・東京ニュービジネス協議会会長(クリーク・アンド・リバー社会長)/下村朱美・東京ニュービジネス協議会前会長(ミス・パリ・グループ代表)





あくまでも「メンバー・ファースト」で



 ─ 例えば、どのように変わったと思いますか。

 井川 例えば、人を育てて、成長のための原動力をつくるところです。おそらく、悪い意味で、男性の方が派閥をつくったり、他人を寄せ付けないところがありますよね。

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 しかし、下村さんはそういうことが全く無くて、年齢も業種も違う人たちが一緒になって育っていく。そういう多様性のカルチャーをつくられましたので、わたしはその路線を踏襲しただけです。その意味では、やりやすかったですね。

 ─ その辺の壁を作らないというのは、下村さんも意識して心掛けたんですか。

 下村 意識したのではなく、わたしにとって普通のことなんですよね。

 井川 持って生まれた天性というか、下村さんのお人柄ですよ。

 下村 昔から男性だろうと、女性だろうと、子供でも、お年寄りでもわたしの接し方は同じなんです。井川さんも同じだと思いますが、おそらく人が好きなんです。

 わたしは人が好きだから、知らない人がいれば寄っていくんです(笑)。

 井川 そうでないと人は集まってきませんよね(笑)。

 今、東京NBCの会員が900名くらいで、来年くらいには1000名を超えると思うんですよ。ただ、われわれは数を増やしたり、規模を拡大することが目的ではありません。

 あくまでも「メンバー・ファースト」で、NBCにいることで人脈拡大につながるし、会社の事業発展につながるよねと。こうしたことを会員の皆さんがいかに実感できるかというのが、わたしの次の会長の一番のテーマになってくると思いますね。

 ─ 任期はいつまで?

 井川 来年ですから、2025年3月です。

 先ほど申し上げたように、NBCの会員の方々は皆、人がいいんです。会社の規模に関係なく、一人の経営者、一人の人間として扱うようなカルチャーがあるんですよ。

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