2022-09-11

【追悼】安倍晋三・元首相を偲んで はせがわ相談役 長谷川 裕一

長谷川 裕一・はせがわ相談役



 ―― それは普段から長谷川さんが感じていたことですか。

 長谷川 はい。それと、安倍さんが亡くなられて1週間くらいした日の深夜ですが、なぜか3時くらいにわたしは目が覚めまして、弔いや感謝の言葉が出てくるんです。

 わたしも長い間生きていますが、こんな体験は初めてのことで、もう一度寝ようかと思ったんですが、ふと手紙にしたためて奥様の昭恵さんに渡そうと考えました。それで寝床から起き上がり、一気に懐紙にしたためまして、先日、昭恵さんにお渡ししたところです。

 ―― 葬儀の際の挨拶で、昭恵さんが「政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが、種をいっぱいまいているので、それが芽吹くことでしょう」という言葉は心に染みますよね。

 長谷川 ええ。安倍さんはどんなことがあっても昭恵さんを守ってくれたと。これはわたしも泣けましたよ。

 安倍さんは本当に賢い方で、言うべきことは言い、このタイミングで言ってはいけないことは言わない。政治的な手順を絶対に間違えない方でしたし、決して自分のことを自慢なさることはありませんでした。この辺の人の良さが多くの人を惹きつけたのではないかと思います。

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