2022-04-19

【サイバーエージェント・藤田晋】の事業観『何が起きてもの気持ちで、しかし思い詰めずに』

サイバーエージェント社長 藤田 晋氏

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人と会って、話して物事は動いていく!

 いま産業界では人手不足に備えて、AIやCG(コンピュータ・グラフィックス)などの技術の活用も盛んだ。
「わが社の入社式もバーチャルスタジオでやりました。結構大きなスタジオで僕があたかもリアルの入社式で挨拶しているように見えるんですが、実際には、ただの緑のバックの所でやっているだけですけどね」
 サイバーエージェントらしい入社式ということだが、藤田氏本人は、「でも良し悪しですね。やはり皆んなが同じ場所に集まる良さもありますが、コンピューター越しに1人ひとりが近く見えるという感じもいいですね」と本音を明かす。

 ポストコロナはコロナ前には戻らないものの、一方、何でもオンライン化というのもいかがなものかという藤田氏の認識。
「物事には、いい面とそうでない面の両方があると」
 コロナ禍では、人と人との対話も少なくなった。
「人に会って、話して、何か物事というのは動いていくんだなというのを実感しています」という昨今の藤田氏の思いだ。

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本誌主幹 村田博文

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