2022-12-28

【初の外国人社長】三菱ケミカルグループ・JM・ギルソンの「サステナブル戦略」、CO2原料化など推進

ジョンマーク・ギルソン・三菱ケミカルグループ社長



 かつての主力事業を切り出す一方、今後注力していくのはエレクトロニクス、半導体、自動車、ライフサイエンスなどの機能性商品。 

 注力事業として選んだ主な理由として、先程の3つの基準をクリアしていることに加え、「1つの地域ではなく、グローバルに展開しているビジネスであること」を挙げる。 

「これらの事業は炭素の排出が少なく、大量のエネルギーも必要としない。我々が掲げる中長期経営基本戦略である『KAITEKI Vision30』にも合っている。地球、全ての人にとって『KAITEKI』なものを提供していける事業」 

 その意味で、ギルソン氏の改革は緒に就いたばかり。 

「改革には時間がかかることは認識している。会社は大きな船のようなもの。進行方向を変える時には、カジを切るのに時間がかかる」 

「外国人CEO」が日本最大の化学メーカーをどう変えていくのか。社内外が注視している。

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